【全米ヨガアライアンス資格】キッズヨガ登録スクールになるための最新規程を詳しく解説(前編)

RCYS95キッズヨガ

「合格率100%!RYS取得のプロ」の岩本です。このブログは、RYS取得、RYS認定校を目指す方々や、現在RYTとして講座カリキュラムを作成する方々に向けて発信しています。

本記事では、前提としてRCYS95とはどんな資格か、そしてRCYS95を取得するための最新規定について詳細にわかりやすく解説します。

本記事は前編・後編の2部構成に分けてRCYS95を解説をしています。

Elevated RYS200へのアップグレードは、本来2022年2月までに完了するようヨガアライアンスが期日を設けておりましたが、Covid-19に起因した大きな社会的影響により、アップグレードの期日は一旦据え置きとなっています。

RYS 200 programs were initially asked to up-level by February 2022. However, due to COVID-19’s impacts on our community, the upleveling process is currently on pause. Members will be informed of all relevant changes as they develop with ample time to meet up-leveling requirements. 

参考元ヘルプ記事

 新規定へと変更になった背景を知りたいという方は、RYS200の規定変更にまつわる背景をご覧ください。

RYS取得に関するお問い合わせはこちらからどうぞ⭐️

RCYS95とは

RCYS95とは、キッズヨガ指導者養成講座を受講できる、全米ヨガアライアンスに認定されたヨガ教室・ヨガスクールを指します。認定されるには、RCYS95という資格取得が必須となります。「RCYS」はRegistered Children’s Yoga Schoolの略で、「95」は95時間のトレーニングを意味しています。

RCYS95の資格を持つ登録ヨガスクールでは、キッズヨガ指導者の資格取得のためのRCYT95の講座プログラムを実施・開講できます。

RCYS認定校となることで、今後キッズヨガを教えたい方や、幼児に特化したヨガ指導方法を学びたい方に向けて「キッズヨガ講師になるための」教育を提供できます。

全米ヨガアライアンスとは

全米ヨガアライアンスとは、アメリカで設立されたヨガ協会です。

日本のみならず世界的に知名度が高く、認定を受けると国際的なライセンスを取得できることになります。全米ヨガアライアンス登録校として認められる他、日本に限らず全世界共通で通用する認定資格です。

質の高いヨガインストラクターを養成するため、習得する知識やプログラムの受講時間などに一定の水準が定められており、厳しい審査に合格したヨガ教室のみが享受できる資格なのです。

全米ヨガアライアンスは米国にある協会ですので、RCYSを取得する際には、申請のやりとりを英語で行うことがほとんどです。

英語が苦手です。日本語での申請はできるの?

「日本語でも申請ができるようですが、英語のやり取りは必須ですか?」

「英語が全く話せないのですが、全て英語での申請なのですか?」

「英語力に自信がなくて申請ができません。」

と、よくご質問をいただきますが
ヨガアライアンスは多言語対応可となっており、日本語での申請ももちろんできます。

しかしながら、申請時の入力項目で、日本語の入力ができない(半角英数字に限定)といったことがありますので、日本語資料の提出は可能ですが、やはりある程度の英語力を持ち合わせた上での英文申請を求められます。

※英語力に自信がない、資料は揃ったけれど英語での申請を躊躇されている方へ
申請資料の翻訳サービス(お問い合わせください

RCYS95とRCYTの違い

  • RCYS95は全米ヨガアライアンスに認定された登録ヨガスクール
  • RCYTは全米ヨガアライアンスに認定されたキッズヨガ指導者

です。

RCYS95とRCYTの違いは、ヨガスクールを指しているのか、あるいはヨガインストラクターを指しているのかという点です。

「RCYS」のSはSchool、「RCYT」のTはTeacherを略しています。

RCYS95 最新の取得規定

近年、日本における幼児・子供の成長や健康に対する社会的意識は、少子化や核家族化、都市化などの社会変化を背景に大きく変化しています。文部科学省の報告によれば、

  • 基本的な生活習慣や態度が十分に身についていない
  • 他者との関わりが苦手
  • 自制心や耐性
  • 規範意識の不足
  • 運動能力の低下

などの課題が指摘されています。(文部科学省)

また、地域社会のコミュニティ意識の衰退や人間関係の希薄化が、子供の育ちに影響を及ぼしているとされています。

このような社会的課題を敏感に察知し、臨機応変にビジネスの多様化と成長を望む企業や活動家が増えています。子供たちの健やかな成長を支えたい思いを持つ他、

  • 幼児関係職でスキルアップしたい
  • 育休中に資格取得したい
  • 自分の育児経験からお仕事につながるスキルアップを目指したい
  • 教室のメニューを広げたい

といったニーズも増える中、日本におけるキッズヨガ、幼児ヨガの成長は今後も期待が高まります。

ヨガ教室がRCYS95を取得するには、2歳〜15歳の「幼児」1を対象としたキッズヨガに特化したヨガ指導者養成のための講座カリキュラム2を入念に準備し、厳しい書類審査を経て、晴れて全米ヨガアライアンス認定校及びキッズヨガ指導者養成講座の開講となります。

指定カリキュラム

この指定カリキュラムは、全米ヨガアライアンスが指定しているもので、大きく6つの教育カテゴリーで設計されています。6つのカテゴリーを全て満たし、かつ、95時間またはそれ以上の講座時間を設ける必要があります。95時間以下の講座時間は、RCYSとして認められません。

6つの必須教育カテゴリー

General Background in the Specialty AreaTechniques, Training and PracticeTeaching MethodologyAnatomy & PhysiologyYoga Philosophy, Lifestyle, and Ethics for Yoga TeachersPracticum

幼児に関する一般知識・背景
テクニック、トレーニング、実践練習指導メソッド解剖学と生理学ヨガ講師のためのヨガ哲学、ライフスタイル、倫理実習
最低接触時間:
12時間
LT:0時間
最低接触時間:20時間
LT:15時間
最低接触時間:15時間
LT:12時間
最低接触時間:10時間
LT:0時間
最低接触時間:12時間
LT:0時間
最低接触時間:18時間
LT:10時間
RCYS95教育カテゴリー

ヨガ教室オリジナルの養成講座カリキュラムを作っていただくことはできますが、全米ヨガアライアンス認定スクールとしての活動・事業を目指す場合は、必ず、その独自カリキュラムの内容が上記6つの教育カテゴリーの概要を満たしていることを事前に確認し、RCYSの登録申請を進めていただくことを強くお勧めいたします。

上記一覧表の通り、総合95時間のうち、最低37時間はリード・トレーナーが受講生に講義を行う・指導するカリキュラム構成が求められています。

次に、95時間講座の修了時点で、認定校が受講生へ正式に「合格」を出す前には、必ず、キッズヨガ指導者養成講座で学んだ「知識」「スキル・技能」「経験」を十分に習得しているかを審査・査定しなければなりません。いわゆる全てを網羅した科目別試験と卒業試験の実施が求められます。(試験なしに「講座修了」はできかねます。)

各試験内容や評価基準等も、ヨガアライアンスによる審査対象項目となります。

必履修科目等は、ヨガアライアンス公式サイトに掲載されていますので、下記リンクをご確認ください。

リード・トレーナーの要件(LT)

リード・トレーナー(LT)とは、キッズヨガ指導者養成講座を主に教える主体となるトレーナー、つまり、中心人物を指します。全ての認定ヨガ指導者養成講座(RYSプログラム)では、LTの登録が必須となっています。

RCYS95の登録申請では、全てのリード・トレーナー

  • E-RYT200 または E-RYT500を保有し
  • RCYTとして有効な登録ティーチャーとなっていること

上記2点を満たすことが必須です。

なお、総合95時間の講座時間のうち、最低37時間はLTが受講生を直接指導する時間に割り当てるカリキュラム構成に仕上げる必要があります。37時間未満の場合は、そもそも申請自体ができません。

キッズヨガ指導者養成講座でLT以外のトレーナーも講師として指導する場合は、
そのトレーナーが

  • RCYTとして、全米ヨガアライアンス上で有効な登録ティーチャーとなっている

上記の条件を満たしている方のみが、全米ヨガアライアンス認定キッズヨガ指導者養成講座で教えることができます。

C&E InternationalではRYS取得をサポートしています。

やり方を知らなかったりノウハウがなければ、準備に取り掛かる以前に、情報収集で時間がかかりますし、申請後のヨガアライアンスとのやり取り・意思疎通には英語が中心となるので、翻訳機械を使ってもなかなかスムーズに進まないこともありますよね。

申請には準備から始まり、手続き、審査、審査後の修正など、米国とのやりとりが頻繁に執り行われますので、「何をどう準備したらいいのかわからない」「このやり方で合っているの?」と少しでも迷いが生じているのでしたら、1人で悩まずにC&E International にご相談くださいませ。

充実した徹底的なサポート(RYS 申請代行)の流れはこちらのC&E International 公式サイトをご覧ください。セッションを受けるだけでも悩みや迷いが晴れて次の進むべきステップが見えてくることもあります。

また、当社では最短2週間〜取得できるプランもご用意しています。

それでは、RCYS95 パート2をお楽しみに!

※本記事は前編・後編の2部構成に分けてRCYS95を解説をしています。

  1. 全米ヨガアライアンスでは、指導できる対象の幼児年齢は2歳〜15歳までと指定しています。0歳〜2歳未満は対象外となりますのでRCYTとして指導はできません。
    ↩︎
  2. 全米ヨガアライアンスによる指定カリキュラムに従ってキッズヨガ指導者養成講座を作成する必要があります。 ↩︎

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